今日のウオズミ

サラリーマンがいろいろ書きます

人間関係の断捨離ってそんなに必要なことなんだろうか

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どうも、ウオズミです。

部屋の片づけが苦手です。

断捨離とか夢のまた夢。

 

まあそれはいいんですけど、人間関係まで断捨離する必要ってあるんだろうかと思ってしまうわけです。

 

物の断捨離ということ自体は素晴らしいことだと思います。

多分断捨離ってやたら部屋の中の物を捨てるんじゃなくて、本当に自分にとって必要なもの以外は持たないとかそういう感じですよね。

薄い理解ですが、僕はそんな感じで断捨離という言葉を解釈しています。

 

僕はインテリアとか雑貨とか大好きで、部屋をごちゃごちゃ飾るのが大好きなんですが、これは僕の生活空間を作るのに必要不可欠なものと考えています。だからミニマリストの方が僕の部屋を見ても、それらが整然としていれば、いい部屋だと思ってくれるのかなと思います。

というか思ってほしい。

 

しかし、僕の部屋の悪いところは明らかに不必要な物も捨てられずに散らかっている点です。

ので、そういう本質的に不要なものをガンガン処分していけば、きっと僕の部屋のオシャレ度はさらに上がるしより快適になるでしょう。

これが断捨離の基本スタンスなんですね、きっと。

 

はい、ウオズミの断捨離についての理解度はこのレベルです。

いいですね、断捨離。心が豊かになりそう。

 

 

物の断捨離は何となくわかる。しかし?

しかし、それをそのまま人間関係に当てはめることはできるんだろうか?

というのが今回思ったことです。

 

物の断捨離を人に置き換えるなら

「自分にとって本当に必要な人以外とは関わらない」

になるんでしょうか。

でもこれって実現可能なんですかね。

 

明らかに関わることで悪影響のある人(暴力的だったり差別的だったり)との縁を切るのはもちろん即刻すべきことだと思います。

そこは大前提として読み進めてもらえると嬉しいです。

 

ただ現実としては、そこまでではないにしろ「ウマが合わない」とか「こいつの意見は全然納得いかん」レベルの人間関係が相当あるんではないでしょうか。

「公序良俗に反していたり性格が悪かったりする人じゃないけど自分的には関わるとストレスがたまる人」ってところですかね。

 

 

物の断捨離だったらそういうレベルの物はきっと捨てる対象になると思います。

しかし人間関係においては、ストレスになるからといって繋がりを切っちゃいけないと僕は考えるわけです。

 

 

なぜなら人間は変わるものだからです。

そして人間関係はそう簡単に構築できないからです。

 

僕自身の経験を書くと、学生時代に仲良くつるんでいた同期と今仲がいい同期の顔ぶれはまったく違います。

さらにいうと、今現在仲良くしている大学の同期のことは、正直学生時代そんなに好きじゃありませんでした。

 

ぶっちゃけ彼らのことを「こいつ考え方全然合わねえわー。マジ意味不。なんでそういうことしちゃうの?」とか思ってました。

同期で集まろう的な飲み会でうっかり隣になっちゃったら「ついてねえわ。はよ席移りたい」とか思うレベルです。

 

けれど僕もそこまで子供ではないので、嫌な顔とかしないでそこそこ合わせていたわけです。どうやら向こうはこちらのこと嫌いじゃなくて話しかけてくれましたし。

(これで向こうもこちらのこと嫌ってそうで険悪になるなら話してないですけど)

 

で、そういう感じでなんとな~く「こいつらと話すのストレスだわ~」と思いつつも我慢して学生時代はやり過ごしてきました。

 

 

ところがどうでしょう。

社会人になってしばらくしてから、また大学の同期で集まろうとなって会ったときです。

 

当時そんなに仲良くなかった彼らもいました。しかし、久しぶりに彼らと話すと実におもしろい

特に彼らの人が変わったとは思いませんでした。多分僕の感覚が変わったのでしょう。

それからです。学生時代は全然つるんでなかったのに、僕は彼らとよく遊ぶようになりました。そして今も定期的に会っています。

 

 

もし僕が大学時代に「こいつと話すのおもんねーわ。ウマ合わないしストレスたまるからこいつ断捨離しよ」とか思って関係を断ち切っていたら、こんな気づきはなかったと思います。

まあ僕が大人になったってことかもしれませんね(ドヤ顔)。

 

 

さておき、人間とは不完全で未熟なものです。

きっと何歳になっても。

 

人生の早い段階から、自分にとって心地よい人以外すべてを切って切って切り捨てて、ではあまりに寂しくはないでしょうか。

それをして残るのは、恐らく自分に似た人だけです。

 

そういう人とばっかりつるむのは楽でしょう。ストレスもないでしょう。

しかしそんな関係をつづけたら、人間の幅が狭くなるのではないかと思ってしまうのです。

ただでさえ年を取っていったら狭量になるのに、似た人とばっかりつるんでいたらどんどん世界が狭まっていく気がしてなりません。

 

そして気づかないうちに、自分自身が周りに悪影響を及ぼす「断捨離される」側の人格になってしまっていたり……なんて怖いですね。

 

 

ウマが合わない人と上手くやるのも社会で生きる大切な技術だと思います。

そういう意味でも、人間関係の断捨離というのは基本的にしないほうがいいのではないでしょうか。

 

 

 

部屋が汚すぎて断捨離をググったら、「物だけじゃなくて気が合わない奴も断捨離したった!」みたいな人が意外とたくさんいたので、それはなんか違うんじゃね? って思って僕の思いを書き散らした次第です。

 

※繰り返しですが、明らかに人生に悪影響となりそうな人間関係は話が別です。さっさと断ち切りましょう。

 

 

以上、ウオズミでした。