2019.3.22更新
どうも、ウオズミです。
僕は就活において、ESにものすごく力を入れました。
最終的には面接して合否が決まるとは思うのですが、面接も数をこなさなければなかなか上手くなりません。
じゃあどうやればたくさん面接ができるか?ESを通過させまくればええやん!というロジックです。単純ですね。しかし単純で分かりやすくかつ説得力があるESを書くのはなかなか難しい。
僕は自分なりに試行錯誤して書き方を研究した結果、9割は通過するESの作り方を確立させ、後の内定に繋げることができました。今回はその方法を簡単に書いていきたいと思います。
- 大手に9割通るES作成の3ステップ 1.とにかく書きたいことを全部詰め込む
- 大手に9割通るES作成の3ステップ 2.字数合わせと1回目の推敲
- 9割通るES作成の3ステップ 3.人に添削してもらう
- まとめ
大手に9割通るES作成の3ステップ 1.とにかく書きたいことを全部詰め込む
ESって、自己PRやら志望動機やら学生時代打ち込んだことやら休日の過ごし方やら、いろいろな質問事項がありますが、ほぼ100%字数制限がありますよね。
だいたい各質問200字~600字程度で書くように指示されるのではないでしょうか。
で、ウオズミ的に思うES作成にあたって最も大事な点というのが、この段階では字数を意識せず書きたいだけ書くということです。
200字指定だろうが400字指定だろうが、とにかく書く。
自己PRだったら、「私の強みは○○です」から始まり自分の鉄板エピソードを詳細に語り最後にもっかい「故に私はこの○○という強みを活かし貴社で活躍したい」的なことを書いてシメ、みたいなことをオラオラと書く。とにかく書く。
結果800字になろうが1000字になろうが、自分が言いたいと思うことを全部書く。
推敲は一切せず、勢いに乗ってこれでもかと書く。
これを、全項目でやります。
もしもこの時点で規定字数に届かないくらいの長さでしか書けない場合、絶対にいいESにはなりません。ここで全力を出してください。
そんなに大量に書くなんて時間の無駄と思うかもしれません。でもこの方法をとったほうが最終的に通るESを書くまでの最短ルートになると僕は信じています。その理由は次で。
大手に9割通るES作成の3ステップ 2.字数合わせと1回目の推敲
さて1.で気合のままに書き上げた規定字数をはるかにオーバーした文章はいったん横に置いといて、まずはコーヒーでも飲んで休憩します。
これ結構大事です。
少し間を取ることで、冷静に書いた内容を振り返ることができるんですね。
優雅なコーヒーブレイクを終えたら、作業再開です。
本能の赴くままに書き綴ったESを見直し、推敲に入ります。
ポイントは大きく分けて2つ。
- そもそも聞かれたことにちゃんと答えているか確認する
- まだ厳密に字数を守らなくていいから大胆に修正する
ことを意識してください。
「そもそも聞かれたことにちゃんと答えているか確認する」
ですが、たまに勢いのまま書きすぎて、何を言いたいか自分でも分からない内容になってしまうことがあります。
さすがにまずいので、そうなっていたら軌道修正しましょう。
「まだ厳密に字数を守らなくていいから大胆に修正する」
この時点ではまだ字数はそこまで気にしなくてよいです。むしろまだ少し字数オーバーしちゃってるくらいにしておいてください。
「さすがにこれはいらんやろ」みたいな内容をガリガリ削っていくと、そこそこの字数にまとまるかと思います。
内容を足すよりも削る方が圧倒的に楽
ステップ2には、そこまで時間はかからないと思います。
なぜなら、足りない字数にプラスしていくよりも、書きすぎた字数を削っていく方が圧倒的に楽で簡単だからです。
仮に200字指定のところを450字書いたエントリーシートAと、200字指定のところを150字書いたエントリーシートBがあるとします。
A,Bともに200字前後に字数調整しましょう。
Aを修正するときにすることは「書いたことの取捨選択」です。
書きたいことを全部書いた中から、「こことここの部分よさげだからこのまま使ったろ! この辺はよく考えたら書く必要なかったな、この言い回しもくどいな、全部削ったろ!」
とちょこちょこやっていくと、意外と簡単にいらない部分がそぎ落とされてそれなりのボリュームにまとまってきます。
対してBを直すときは「また新たに書く内容を考え、ちょうどいい字数になる程度に付け足す」ということをしなければなりません。Aに比べるとだいぶ面倒です。しかも数10字だけ増やすというのはなかなか骨が折れるんですよ。違う話題をぶち込むには足りないし、言い回しの工夫だけではそんなに字数は稼げない。
……ここでうんうん悩むくらいなら、最初からAのやり方でやった方が楽だと思いません?
人は一度「完成」させたものを直す気にならない
もう1つ理由があります。仮に初稿の段階で、考えに考えて198字(200字指定)で一応まとめたとしましょう。
せっかく頑張って書いたそれ、もう書き直したくなくないですか?
「お、意外といい感じに書けたやん。字数もちょうどええし、もうこのまま提出してもええんちゃう?」とか思っちゃったりしませんか?
僕の持論なんで根拠はないですが、人というのは、まだ未完成と思えば「完成させなきゃ」と思うけど、一度「仮」でも完成させちゃったら「もうなんかそのまま完成でよくね?」と思っちゃうんです。少なくとも僕はそうです。
でもはっきり言います。
ぶっつけで書いたESは、100%大手の書類選考を通過できるクオリティに達していません。
何度も書き直すことで、徐々に洗練された内容に仕上げていく必要があるのです。
僕がステップ2の段階ではまだ字数ちょいオーバーくらいがちょうどいいと書いたのは、そういう理由もあります。
字数すら規定を守っていないくらいの未完成さをあえて残しておくことで、自分の心のエンジンをかけたままにするのです。
どうせまだまだ修正するのです。この段階で字数をまとめることに意味はありません。
9割通るES作成の3ステップ 3.人に添削してもらう
トモダチ大作戦
あなたの手元にはガッと書いてバッと修正した、とてもラフな状態のESがあるでしょう。完成度で言うと40%ってとこですかね。
でもそれでいいんです。そのまま誰かに見せましょう。就活してる同期とか周りにいくらでもいると思います。彼らの力を借りましょう。友達がいないぼっちの人は、就職課なり行ってみてください。多分添削してくれます。
でも友達に頼むのを僕はオススメします。気心が知れてる分話しやすいし、気分転換や情報交換にもなるので。
その辺をうろちょろしてる奴を捕まえて、完成度40%のESを
「ゆーてまだ全然未完成なんだけど~、ちょっと見てくんない?」と心に保険をかけつつお披露目するのです。
よっぽど嫌な奴でない限り、それなりに真剣に読んでボロクソ言ってくれるはずです。
そうなったらしめたもん。
「いやこの話にはこういう意味があって!」などと反発せず素直に受け止めます。
むしろ「なるほどなあ~。あ、だったら他にこういうエピソードとかああいう書き方とかも考えたんだけど、そっちのほうがいいかな?」
と、ステップ1で出しまくったアイデアを掘り返して更なるアドバイスを求めましょう。
自分が必要ないと思ったことでも、案外他の人から見たらいいじゃん!となるケースは往々にしてあります。
もらったアドバイスをもとに、違う話を使ったり削ったりして修正していきましょう。
これを、誰が読んでも文句が言えないくらいまで続けます。
人にもよりますが10回ほど繰り返せば、完成度99%くらいの立派なESが出来上がります。
簡単でしょ?
人は自分に甘い
「じゃあ10回自分で書き直せばいいじゃん」と思ったあなた。甘い。それでは大手は夢のまた夢です。
人というのは弱い生き物です。自分に甘く他人に厳しいという性質を持っています。
ぶっちゃけステップ2が終わった段階で、ちょい字数オーバーのESを見て、誰もが「あと字数調整するだけでええやん。完璧やん」と必ず思います。
でもそれは甘い。大変だったのは分かります。けれどまだまだ足りない。
なぜ自分の書いた文章は完璧に見えるのか。それはあなたはあなたの考えを知っているからです。
だから説明不足意味不明な内容であっても、あなたはあなたの意図を読む前から知っているわけですから、その脳内補完のおかげで意味が理解できるのです。
しかし他人はあなたの脳内が見えません。
書いてある文章からしかあなたの言いたいことは見えません。
そして人事も、やっぱり他人です。あなたは他人が読んで意味が分かる文章を書かなければいけないのです。
他人が読んで意味が分かる文章を書くためには、他人に読んでもらってダメなところを指摘してもらう必要があります。そのために人に見せるのです。
もし人に見せずに自分だけでESを書いたとしたら、何度見直して修正しても、完成度は60%くらいがせいぜいでしょう。
どんなに頑張っても独りでは大手の書類選考を通過するクオリティにならないと僕は思っています。
まとめ
ES作成の大まかな3つのステップについてざっと書きました。
まとめると、
-
とにかく書きたいことを全部詰め込む
-
字数合わせと1回目の推敲
-
人に添削してもらう
の流れです。
ESが通らないと、どんなにあなたが素晴らしい人材でもそれを企業にアピールすることはできません。そういう意味でも、僕はESにとても力を入れました。
書類一つで「こいついらね」と落とされるのもしゃくですよね。
イケてるESをガンガン通して、就活の波に乗りましょう!
以上、ウオズミでした。
全部自己PRとかホントかよと思う方もいるかもしれません。しかし、僕はほぼすべての質問事項に対して自己PRを盛り込む内容で答え、結果として大手企業相手でもES通過率9割というほぼ無双状態でした。なのであながち間違ってはいないと今も思っています。
僕のES論は他の記事でも書いているので、よろしければこちらも見てみてください。