どうも、ウオズミです。
就活時期には何回も至る所で開催されている合同説明会ですが、大変ですよね。人多すぎてやる気出んわという人も多いのではないでしょうか。
僕もそうでした。あの雰囲気が苦手だったし、規模が大きすぎて企業側もなんか流れ作業的に説明をしているような気がして実りあるものとはあまり思えなかったです。結局大規模な合同説明会に参加したのは1回だけでした。
しかし就活後に振り返ってみて、あまり意味のあるとは思えなかった合同説明会にも利用の道があるのではと気がつきました。それが「興味のない業界の説明を聞きに行く」というものです。
説明会の意味
説明会とは文字通り、企業が自分の会社のことを学生に説明する会のことです。
合同説明会となると、複数の企業がでかい会場を複数のスペースに区切って行う説明会ですね。よく電車とかで広告出てる、リクナビとかマイナビが主催してるあれです。なんか就活の代名詞的な感じでニュースに出ますね。
個人的にはあの絵面だけ誇張されて「日本の就活狂ってる!」みたいな風潮になるのは少し違和感あります。まああの会場の混み具合がハンパないのは紛れもない事実ですけども。
話がそれましたね。分かってる人がほとんどとは思いますが、合同説明会とはそういう感じで開かれる就活イベントです。
混み方がハンパなくて、絶対人事もこの中から態度いい奴探すとか無理だろみたいな、じゃあ人事の目にも留まることなさそうなのに行く意味あんの?っていうイベントにも、ちゃんとメリットはあります。
それが、特に興味ない業界の説明会も気軽に覗けるということです。
いい意味で気軽に行ける
企業が主催する説明会とか、大学によっては学内に企業を呼んで説明会を開いてもらったりとか、合同説明会よりも濃い内容かつ今後の選考に直結しそうな場はたくさんあります。
しかし、そういう場はえてして「ガチ」な空気に包まれています。興味ねえけどせっかく学内で説明会あるしぷらっと見に行くか~みたいなスタンスで行くと、周りとの温度差でヤケドする危険性すらあります。
(もちろん興味ない企業の説明会にもガチ感を漂わせるスキル持ちなら問題ないのですが)
時間は限られているわけだし、せっかく濃い説明会に出れるなら興味ある業界のほうに出たいじゃないですか。
しかし興味ない業界の話も、聞いてみたら意外と自分に合っている可能性もある。ああ悩ましい。
そういうときに役に立つのが合同説明会ですよ。
あえて興味ない業界を中心に回ることで、ある意味気張らずフラットな姿勢で臨めます。そこでいいなと思う業界に出会えたら、その後のガチ感ある説明会にも出たらいいし、やっぱ自分には合わないなと思ったらそれ以降その業界はスルーすればいい。
説明会聞いたら意外と面白そうだった、っていう業界との出会いは言うまでもなくとても大切なんですが、それプラス「説明会聞いたけどやっぱ合わなそうだわ」って思うこともすごく大事なんです。
なぜかというと、結構な割合で「他の業界だとどこ受けてる?」というのを聞かれます。そしてそれに答えると「ふ~ん、そうなんだ。金融とかは受けてないみたいだけど、何か理由あるの?」みたいな質問に発展するケースもけっこう多い。
僕は元々「なんか激務そうだし出世競争ヤバそうだし半沢直樹だし」というイメージで最初からメガバン・金融関係は候補に入れていませんでした。
けど、そんなこと面接で言ったら「こいつ業界研究あめーぞ」ってなるのは目に見えてますよね。
逆に「説明会で聞いたこれこれこういうところが自分の考えとか就活の軸に合ってないと感じた」とか言えれば、それなりにカッコがつくわけです。
(あと面接の技術的な観点からしても、基本的に関係ない業界についての話なので、それっぽいことが言えればこれ以上掘り下げた質問がくることもほとんどないです)
僕も一応興味ないなりに某メガバンの学内説明会に参加したことがあったので事無きを得ましたが、初めてこの質問を受けたときは面食らいました。ほんと興味ない業界でも説明会行っといてよかったと思った瞬間です。
面接ではもちろん「その業界・企業に行きたい理由」を中心に話すわけですが、時折上記のように「他の業界に行きたくない理由」を聞かれることもあるのです。
だからきちんと対策しておく必要がある、けど興味ない業界の説明会にわざわざ行くのダルい……という場合に、合同説明会は非常に便利です。
どうせ行きたい業界なら後々もっとガチな説明会にも行くでしょう。ていうか行かないとその業界入れないですし。
だったら合同説明会ではあえて興味ないところを中心に回って、意外な出会いと行きたくない業界への理由づけを求めるという選択肢を取るのが、最も時間を効率的に使える方法なのかな、と思います。
以上、ウオズミでした。