彼女が欲しい
どうも、ウオズミです。
彼女、欲しいですよね。
それは働いてようが適応障害で休職中だろうが変わりません。
というわけで、合コンしに東京まで遊びに行ってきました。
始まりは1通のお誘いライン
プロフィールの通り僕は今適応障害という病気で休職してます。
しかし幸い近頃は小康状態というか、割と元気な精神状態なわけです(職場以外では、という注釈が入りますが)。
つまり暇。
すっごい暇。
そんなとき、大学時代の友人からラインが届きました。
合コンせえへん?
持つべきものは友人です。
恐らく彼は僕が東北に転勤していることを知らなかったのでしょう。
しかし今の僕は暇を持て余した病人です。
さすがに関西まで行くのはダルいけど、東京までならフットワーク軽く行っちゃいます。
かくして僕は、完璧なおしゃれをして東京行きの高速バスに乗り込むのでした。
まずは野郎で集合
まずは女の子と会う前に、野郎だけ集合し、作戦会議です。
久々の友人との再会にテンション上がる。
ぼく「うえーい! 久しぶりぃ!」
おっす! 久しぶり!
……あれ、ちょっと太った?
ぼく「それは言わない約束だろお!?(涙)」
前に先輩とランニングしたときにも言われたし、太った自覚はあります。
腹こんなだしね。
だからもう言わないで。
頑張って痩せるから。
女の子と合流
いきなりの精神攻撃で心が折れそうになりながらも、長年の友情でカバー。
気を取り直して指定のお店に入り、女の子と合流します。
こんばんわあ~、初めましてえ~(はぁと)
おお!?
めっちゃレベル高いやん!!
男たちは、女の子側の容姿について一言も発しなかった。
それどころか目線すら交わさなかった。
しかしあの瞬間、僕らの心は間違いなく一つになっていたのだ。
『ウオズミの手記』より
俄然気合が入る男たち。
それぞれ自己紹介からちょいちょい小ネタをはさむ(僕は過去の苦い思い出を繰り返さぬよう、この段階で休職中なことを暴露しました)。それでいて決して内輪ノリにならぬよう互いをいじりつつ女の子にも話を振る。
上司のコップを気にするとき以上に女の子の飲み物の量を常に把握し、いいタイミングで店員を呼ぶ。
学生生活でこんなにチームワーク発揮したことあったか? ってくらいの息の合い方で、合コンは大盛り上がりの内に終わりました。
余談だけど、合コンってかわいい子のほうが愛想とか態度もいいですよね。
○スほどつまんなそうな顔してたりスマホいじってたり。
こっちはブ○が来ても全力で接待するってのに。
日曜だったので、2次会は行かずそのまま解散。
酔ったノリで女の子を無理やり2次会に来させるような真似はしません。
うーん、なんてスマートな僕ら。
そして定番の、男だけの反省会。正直この時間が一番楽しい。
誰ちゃんがかわいかったー、とか、あの子は俺に脈なさそうだわー、とか。
そんな話をしつつ、終電前に男も解散。
明日の仕事に向かう背中は、やっぱりかっこいい。
そんなことを思いながら、次の日も仕事がないウオズミは、独りでラーメン食ってそのまま個室ビデオで昼まで寝るのでした。
深夜営業のラーメン屋最高。
サシ飲みのお誘い
さてそんなこんなでいい感じの合コンを終え、あとは好みの子にアタックや!
と意気込みを新たにします。
息の合ったチームプレーはもう終わりです。
ここからは男同士恨みっこなしの勝負が始まるのです。
北へ帰るバスの中、僕はお気に入りの子に好感度高そうなラインをスパッと送りました。
大抵の合コンでは、とりあえず全員ライン交換するでしょう。
しかし、その後も連絡が続くかは別の話。
ここはもう向こうも自分をよく思ってくれたことを信じるしかありません。
返事こいこいこいこいこいこいこいこいこいこいこいこいこいこいこラインッ/
キターーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!
しかもかなり好感触なお返事!!
これは期待大や!!
そのままの勢いで何通かやり取りして、後日2人で飲む約束を取り付けることに成功!
今度こそ俺にも春が来たんや……
桜がまだ遠い東北の地で、僕の脳裏にだけ満開の桜が咲いていました。
頭の中お花畑ってやつです。
からのドッジボールのお誘い
かわいい女の子とのサシ飲みの約束を取り付けた僕は、浮かれていました。
しかしその数日後、事態は思わぬ展開に。
ラインッ/
ん、またなんか来たな。
お店とか時間の確認かな。
あと、もしよかったら飲みの後社会人サークルでドッジボールするんだけどそれも参加しない??
ん???
いやいや何それ何それ何それ。
ドッジボール(意味深)ってこと??
そんな激しい感じいきなりいっちゃう???
とか一瞬でいろいろな思いが頭を駆け巡ります。
そして気づく。
これ、ふつーに体育でやってたドッジボールに誘われとるんやな。
と。
まーーーー
正直言って気は進まないですよね。
こっちは彼女(ないしワンチャン)が欲しくて出会いの場に行ったのに、なんでわざわざ知らない人と一緒にドッジボールせないかんのか。
しかし、飲みに行くことは約束してしまっている……
ここで断るのはなんか気まずい……
そんな日本人的思考がよぎります。
そう僕は根っからの日本人。ジャパニーズピーポー。
どう返事しようかと悩んでいるうち、
「いいね! ドッジボールとか久しぶりだわ笑
楽しみにしとくね!」
とか無難な返事を手が勝手に打っていました。
そして迎えたドッジボール@両国
あーあ。
自分の意志の弱さを呪いながら、これも社会復帰のリハビリと思うことにしました。
大丈夫、小学校のときドッジボールとか超楽しかったし……
考えてみれば10年くらいドッジボールとかしてなかったし……
久しぶりにやれば絶対面白いよな!
……たぶん。
みたいな感じで、気分は絶好調。
合コンぶりに会うあの子とも無事合流し、ドッジボールの会場からほど近い両国の居酒屋で1次会です。
この後に運動(意味深でない)が控えてるわけで、飲みすぎは厳禁。
初めてサシで飲むということだったけど、無難にファッションとか最近太ったわーとかの話で時間を潰します。
そしてついに……
そろそろ時間だし行こっか!
はいきましたー!
やっぱめんどいしこのまま飲み続けない?
的な展開を期待していなかったかといえば嘘になります。
むしろそれだけを願っていた。
しかし現実は無情。そして非情。
さっさと切り上げ、ドッジボールが行われるという体育館に移動します。
はい到着~。
めっちゃフットサルって書いてるけど、ここで間違いないとのこと。
意外と東京にもこういう場所ってあるんですね。
恐る恐る中に入ると……
めっちゃ人いるや~ん!
もちろん合コンで会ったその子以外は初対面。怖い怖い。
しかし、ぶっちゃけ「変な宗教とかマルチの勧誘かも……」
という心配すらしていたので、そうじゃなさそうな点はほっとしました。
コート使用料と、2次会の魚民のコース料金、合わせて3000円を係の人に渡します。
ここでも法外な料金を取られることなく、とりあえず一安心。
その場で出会った同い年の男の人と一緒に着替えていると、コートではもう何人かが練習していました。
こいつらドッジボールへの意識高え。
ヘイヘイ!と掛け声が響き渡る。
そんな光景を見ているうち、
あれ……?
なんか楽しそう……?
最初はまったく気が乗らなかった集まりですが、ガチでやってる人を見てテンションが上がってきました。
小学校の休み時間の思い出が蘇ってくる。
そして……
ぼく「ヘイヘイヘーイ!
ッシャー!!
ナイスゥー!!!」
気づいたら誰よりも全力で楽しんでいる僕がいた。
ほろ酔いの力もあってか、いつもの3割増しの社交性でした。
積極的に声を出してチームメイトとハイタッチなんかしちゃうくらい。
途中はしゃぎすぎてちょっと足をひねった気もするけど(伏線)、アドレナリン全開なんで気にならない。
とにかく全力で動き切りました。
2次会も絶好調
そのままの流れで2次会の魚民へ。
魚民とウオズミ、ちょっと似てますね。どうでもいいけど。
この頃になると、せっかくだしチームメイト以外とも交流しちゃうぜ!
とグラスを持っていろんな人と乾杯。
銀行員とか広告代理店(電通マンではなかった)とか栄養士とか普段かかわりのない職業の人と話すのは、めちゃめちゃ面白かったです。
ちなみに僕の
「今日ドッジボールのために上京したんですよ~」
は鉄板でした。
あと、「今日はこの後個室ビデオに泊まります!」っていうのも男にはバカウケ。
社会人になってから個室ビデオの使い方を知ったけど、ほんとあそこの快適さヤバい。
へたにカラオケなんか行くよりよっぽど安いし、むしろ金がない学生にこそおすすめしたいスポットです。
いつか使い方の記事書きたいくらいおすすめ。ガチで。
ワンチャンのことなんかすっかり忘れてバカ話をしているうち、時間が来て2次会もお開きに。
大満足で両国から錦糸町へ移動し、「なりたけ」を久しぶりに食べ、個室ビデオで死んだように眠りました。
久々のなりたけ。ギタギタよりもさっぱり派。
なかなか珍しい体験ができた。
当初の目論みからは随分ズレたけど、知らない人とドッジボールをするというなかなかない経験ができたかなと思います。
僕は基本的に初対面の人とウェーイするの好きじゃない根暗ボーイなんですけど、こういうのも意外と楽しいことがわかりました。
そもそもこういうことをする集団が存在することが一種のカルチャーショックみたいな感じです。
いかに自分の世界が狭かったかに気づかされた1日でした。
あとブログやっててよかった
楽しかったといいつつ、多分ブログやってなかったら今回の誘いは断ってたんじゃないかなーと思います。僕の性格的に。
「めちゃめちゃ怪しい誘いだし気が進まないけど、最悪つまんなくてもブログのネタになるからいいか」
という思いがあったからこそ、この誘いに乗れたのかなと。
超有名ブロガーのやぎぺーこと八木さんも言ってましたが、
『「やってみよう」のハードルが低い人が面白い』
という言葉、あれは当たってると思います。
当たってるなあと思いつつも簡単に行動を変えられないから難しいんですけど笑
ともあれ前の僕だったら絶対やってないことを、ブログ始めたおかげで体験できたというのは自分にとって大きな変化です。
休職に追い込まれて社会なんかクソくらえと思っていた僕ですが、もう少しいろいろ頑張って自分の人生を楽しくする何かを探したいなという気分になってきました。
どういうふうに生きても自分の人生ですしね。
ちなみに、ドッジボール中に足をひねった気がしたのはやっぱ気のせいじゃありませんでした(伏線回収)。
写真の腕で大したことないように見えますが、だいぶガッツリ腫れました。
今もまだ痛いです。
あと何日かしても痛いようだったら病院行きます。
「やってみよう」のハードル以上に、「病院行ってみよう」のハードルは低い人になりましょう。
己の健康のために。
以上、ウオズミでした。