今日は朝から蒸し暑い日だった。
目が覚めた瞬間エアコンのスイッチを入れ、そして気づいた。
なんだかイチモツの収まりが悪いぞ、と。
まあ起きたばっかだしションベンして顔洗って歯磨いてるうちにいい感じになるやろとその時は甘く見ていた。
しかし今日のイチモツはどうもご機嫌斜めのようで、身だしなみを整え出勤の準備ができても、一向にうまく収まってくれない。
運転中エレカシを口ずさみながら要所要所で(チンポジクイッ
をはさむ。
朝のミーティングでも違和感はなくならず、
「えー本日の作業内容についてですが(チンポジクイッ
A作業とB作業を(チンポジクイッお願いします。
また11:00から突発の工事が入ると業者から連絡ありましたので、(チンポジクイッ
その時間は一旦作業を中断し、C作業をしていてください。
今日も暑くなるので(チンポジクイッこまめに水分補給をして熱中症には気を付けてください。
それでは安全唱和いきます、『ゼロ災でいこう、(チンポジクイッヨシ!』
(チンポジクイッご安全に!」
と現場のおっちゃんらに指示を出すかたわら、チンポジの調整に余念がない僕。
男しかいないからってやりたい放題である。
(まあ誰からも突っ込まれなかったのでよしとしたい。気づいてないのか、僕の気持ちを察して何も言わないでいてくれたのか。恐らく後者だろう)
そのまま現場の見回りに出るも、未だチンポジはしっくりこない。
履いているパンツの向きがずれているのかとも思ったけど、ちゃんとまっすぐ履けている。昨晩ウオニ―をしたから欲求不満というわけでもない。
謎である。
まったく集中できないまま仕事が終わってしまった。
仕事は終わったが気分が晴れないので、チンポジ修正も兼ねてゴルフの打ちっぱなしに行くことにした。
ゴルフは何といっても腰の回転が重要だ。
思いっきり腰を回転させることでクラブと一緒にイチモツも回転し、ちょうどいい位置に収まるという寸法だ。
「これですっきりして帰れる」
しかしそう考えていた僕は大バカだった。
思いっきり腰を回転すればと言っても、ある程度腰をひねった時点でチンポジが気になり十分にテイクバックが取れない。
球を打ちに行ったんだか玉をいじりに行ったんだかよくわからない結果になり、練習は散々。
ゴルフは心技体すべてが揃っていないとできない奥深いスポーツであることを学んだ。
今日は完全に心も体もチンポジに支配されていた。
それにしてもチンポジがうまく決まらないだけで、こんなにも気を取られることになるとは思ってもいなかった。
これがもし左手の小指に違和感があるとかだったらどうだろう。
まあたまに骨をぱきぱき鳴らしてみたり引っ張ってみたりくらいはするだろうけど、
1日中頭から離れないほどのことにはならないと思う。
事実何回か突き指したことがあるけど、そこまで日常生活に支障はなかったし。
やはり全部で20本あるものと1本しかないものの重要度の違いということか。
と一人納得。
換えのきかない存在を改めてかみしめる1日であった。
(チンポジクイッ