どうも、ウオズミです。(食い終わったラーメンの写真きったね)
ブログを開設してから何日か経つけど、やっぱ最初だし多少なりとも誰かの役に立つようなこと書きてえなーとか思い、比較的真面目なことを2つ3つ書きました。
が、
それ以外のことも書きたい。
というわけで、たまたま今さっきシメにインスタントラーメン食べておいしさに感動したところなので、ラーメンについてちょろっと息抜きに書きたいと思います。
二郎との邂逅
基本的に、僕はラーメンは何でも好きです。
どんな味でも、どんなダシでも、どんな具が入っていても、ラーメンはラーメンです。
ただ、特に何が好きかと聞かれたら、「二郎か中華そば」と答えます。
両極端ですね。やっぱ何かと尖ったものが好きなのかもしれません。
まず、二郎の話がしたいと思います。
僕が初めて「二郎」というラーメン屋に行ったのは23歳の頃でした。その名前とインパクトある見た目はインターネットで知っていたのですが、田舎の大学に通う僕はなかなか上京の機会もなく、実物を目にすることはなかったのです。
そんな僕ですが、就活のためにガッツリと上京するする機会に恵まれました。
折よく東京の大学に通う友人にジロリアンがいたため、彼に頼みおすすめの二郎に連れて行ってもらいました。それが僕と二郎の出会いです。ちなみにひばりが丘店でした。
衝撃でした。
スープを覆うアブラ、力強いメン、インパクトあるニンニク、それらすべてを包み込む豚のうまみ……
僕は一瞬にして虜になりました。
それからというもの、面接が終わるたびに最寄りの二郎を探して食い歩く日々が始まりました。
就活だけで5キロ太りました。
けれど悔いはありませんでした。悔いがあるとすれば、なぜこんな素晴らしい食べ物にもっと早く出会えなかったのか、ということくらいです。
二郎こそ至高。二郎こそすべて。二郎とはラーメンを超越した存在である。
面接が終わって二郎を探して、二郎が近くになければ二郎インスパイアを探して。
そんな風に、23歳の僕は二郎に魅入られていました。
中華そばの優しさ
しかしそんな二郎ジャンキーの僕にも転機が訪れます。
それは、就活も佳境に入ってきたときのこと。
度重なる役員面接やグループディスカッション、懇親会という名の人事による値踏みが重なり、僕は疲れ果てていました。
「く……胃の調子が悪い……すまん、二郎……」
ある面接のあと、僕は初めて、恒例となっていた二郎系ラーメン店での食事を断念したのです。
「なにか、なにかやさしい味のラーメンを……
あ、あれは……!」
この期に及んでラーメンを探す自分は我ながら狂っていたと思うのですが、とにかく僕はある一軒のラーメン屋に目を奪われたのです。
古ぼけた引き戸に、かすれた暖簾。もう名前も覚えていない、どこにでもあるような中華料理屋でした。
「ここなら、優しい昔ながらのラーメンがあるはず……!」
僕はふらふらとその店に吸い込まれ、メニューを開きました。
するとそこにはラーメンではなく「中華そば」の文字。
「ああ、そういやこういう店は中華そばって書くよな」僕は妙に納得して、そいつを注文しました。
15分後くらいでしょうか。僕の目の前に丼が置かれました。
「どれどれ、二郎に比べたら物足りないけど、しゃーねえか。
……はうあ!!!」
そう思いながらスープを啜った僕は、初めて二郎を食べたときとは真逆のベクトルの、しかし衝撃でいったら二郎にも負けないくらいの一撃を食らいました。
優しく丁寧に炊き出された煮干しのダシ、細く繊細ながらもスープがよく絡んだメン、すべてを調和させる絶妙な濃さの醤油スープ……
「お、おがあぢゃ~~~~ん!」
僕は我を忘れ、遠い故郷に残してきた母を思い滝のように涙を流したのでした……
二郎は「父」、中華そばは「母」
というわけで、僕のラーメンにまつわるどうでもいい話を書きました。
ぶっちゃけ、中華そばのくだりは盛りすぎてわけわかめ状態です(一応、作り話ではないです。史実に基づいたフィクションっていうやつです)。
別に味噌ラーメンも塩ラーメンも家系もベジポタ系も全部おいしく頂けちゃいますが、その中でも特に好きな「二郎」と「中華そば」の思い出でした。
これからも、よっぽどのことがない限りこの2本柱は揺るがないでしょう。
そう。家族を支える父と母のように……
以上、ウオズミでした。