どうも、ウオズミです。
先日、弟が結婚するということで、いわゆる両家の顔合わせ的な食事会に出席するため、大阪から盛岡へ日帰りしてきました。
いやー東北というのは実にアクセスがよろしくない。
大阪から盛岡というのはあまりアクセスがよいとはいえず、まず花巻空港に降りる必要があり、そこからバスなり電車なりで移動しないとたどり着けない。
僕は朝4時に起きて、伊丹~花巻便の一番早いやつに乗りました。眠いというのが第一に思い出される旅でした。
しかしそれはそれとして、岩手県というのは非常に魅力的な県であるなあと感じ、岩手出身ならよかった、、、と秋田県出身の僕はうらやましく思った次第です。
(まあ典型的な隣の芝は青いというやつだとは思いますが)
岩手の何がそんなに魅力的に感じるのかと考えると、その雰囲気の一端は宮沢賢治という存在があるからなのかなという気がします。
特別に宮沢賢治が大好きというわけではないですが、銀河鉄道の夜は文句なしの名作だし、なんだかんだで有名な作品は読んでいます。
その「宮沢賢治の地」というのが、何の変哲もない田舎に味わいを与えているのではなかろうか、というのが宮沢賢治がいない秋田県出身の僕なりの考察です。
あともう1つ印象的だったことがありました。というかこちらが本題なのですが。
花巻空港に降り立ったら、ユーミンの好きな曲が流れていました。
『緑の街に舞い降りて』という、かつてユーミンが岩手を訪れたときの印象をモチーフに作られた曲でした。
調べてみると、花巻空港のイメージソングになっているようです。たしかに歌詞にモリオカと出てくるので岩手の歌だなとは分かっていたんですが、空港のイメージソングになっていたことは知らなかった。
これがまた美しい曲で、寝不足でぼんやりしている頭にすっと入り込んできます。もともといい曲だとは思ってましたが、実際に岩手の地で聴くことで、さらに好きになりました。
モリオカというその響きがロシア語みたいだったなんて、どんな感性してたら書けるんだろう。天才的です。
僕には盛岡という言葉は身近すぎて盛岡という響きは盛岡だろ、という思いしか抱けないのですが、馴染みのない土地から来た人には不思議な響きに聞こえるものなのでしょうか。
東北人の僕に当てはめてみたら「サセボというその響きがオランダ語みたいだった」とでもなるのかな?よくわからんな。
『緑の街に舞い降りて』の歌詞通り5月だったらさらによかったけど、この日も天気がよく、両家の顔合わせもつつがなく終わり、さらに思いがけない発見もありと、非常によい旅でした。(眠かったけど)
おめでとう、弟。
以上、ウオズミでした。