今日のウオズミ

サラリーマンがいろいろ書きます

勝ち組なはずの大手勤めだけど同期の半分近くが転職活動している件

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どうも、ウオズミです。

僕は東証一部上場、かつ業界大手の企業でサラリーマンをしています。

いわゆる普通の社会人であれば知らぬ人はいないであろう規模の会社で、特に親や年配の方に社名を言うと「もう一生安泰だね~」的なことを言われます。

僕も、入社してしばらくはそんな風に考えていました。

 

ところが、どうやら20代30代の社員にとってはそういうわけでもないと最近感じるようになりました。

 

 

就活大勝利!一生安泰!……のはずなのに?

僕が勤める企業をもう少しだけ詳しく紹介します。

  • BtoBメーカー(具体的な業界は伏せます)
  • 業界最大手の一角
  • 賃金、福利厚生ともに充実
  • 全国転勤あり
  • 残業は多め(40~60h/月)

 

といった感じ。

正直、就活が終わったときは「人生勝った」と思いました。

日系企業で高給取りを目指すうえで転勤や残業は当然のものと考えていたし、その転勤や残業にしたって総合商社とかキー○ンスほどきついわけじゃない。

その割には高い給料をもらえる。(いずれ年収一千万とか余裕で越えてくるくらい)

BtoBとはいえいわゆる「まともな社会人」で弊社を知らない人はいないし、その誰もが認める優良企業。

 

……とまあ、内定を頂いたときはこんな風に考えていて、ぶっちゃけ調子に乗っておりました。

もちろんこんな勝ち組企業に内定もらったんだから転職なんて考えもせず。

バリバリ働いてスキル付けて社内でのし上がっていくぞ!という情熱にあふれていたのです。

 

ところが入社して数年経ち、徐々にその考えが変わってきました。

そしてふと同期入社の仲間達の様子を見ると、どうも僕と似た考えを持っている模様。

 

意外とみんな転職活動してるという事実

僕は不幸にも転勤先の工場で現場のおっさんらから厳しいパワハラを受け、慣れない土地での激務もあいまって適応障害を発症、約4ヶ月のあいだ休職しました(現在は復帰)。

その時から転職活動を開始し、なんやかんや元の職場に復帰はしましたが今でも好条件のオファーにはすぐ飛びつけるよう日々転職サイトをチェックしています。

とはいえ全員が全員パワハラを受けているわけでもなし、僕のように転職したいという思いを持っているのは社内でもごく少数だと思っていました。

 

ところが職場復帰して数ヶ月、久々に同期と飲みに行った時、

同期1「いやー、ウオズミが休職って聞いて心配してたけど、元気になってくれて安心したわ」

ぼく「あの時期は辛かったなー。あんま大きい声じゃ言えないけどかなり本気で転職しようと思ってたし何なら今も常に転職サイト見てるw」

同期2「まじ?実は俺も他の業界とかけっこう調べててさー」

同期3「あ、俺も俺も」

同期4「おいおい早く言ってくれよー俺も転職サイト見まくってるんだけど!情報交換しようぜ」

同期1「……実は俺もこないだ登録したんだわ」

ぼく「わーお」

 

てなことが判明しましてね。

あれ?弊社で働いてれば一生安泰なのでは?

と、かなり驚きました。

 

働いてみて本当の思いに気づく

もう僕は大混乱です。

こんなにも弊社はパワハラ社員を抱えているのか?みんなも自分のように工場で理不尽なおっさんにいじめられているのか?

と勘違いしそうになりました。

しかしよくよく話を聞いてみるとそうではなく。

 

同期たちいわく

  • 仕事に刺激がない
  • もっと裁量を持って働きたい
  • 年功序列がダルい
  • 給料安くてもいいからもうちょい楽に働きたい

などなど。

人によってベクトルは違えど弊社では得られない仕事なり待遇なりを求めているようでした。

「今の会社も悪くないけど、より自分の求めるものに近い環境に移りたい」という感じのことをみんな口々に言っていました。

ぶっちゃけ僕も同意見です。だからこそ日々転職サイトで情報収集しているわけで。

 

僕らみんな就活戦線を生き残ってきたんだし、かなり真剣に業界研究などはしてきたつもりです。

それでもやはりそれは学生目線でのレベル。実際に働いてみて、自分が本当に望む会社や働き方は他にあると思い始めたとしても不思議ではありません。

 

他の業界のことも分かってくる

自分の本当の望みが見えてくるのに加え、実際に働き始めると自分の業界だけでなく別の業界のことも分かってきます。

弊社はBtoBのメーカーですが、入社前には想像もできなかったくらい多くの業界と関わっています。

原料を調達してくれる商社とか物流業界などはもちろん、まじで?ってくらい意外な業界とのつながりもありました。詳細は言えないのでざっくりとした紹介にはなりますが、BtoBだけに留まらずBtoCのビジネスとも大いに関係があります。

 

これもさっきの話と似ていますが、実際に様々な業界と関わってみて学生の頃は見えなかった魅力に気づくというのもよくある話です。

 

最近の不祥事もあり……

また、2017年から2018年にかけてメーカーによる不祥事が次々と発覚したのも、製造業で働く僕らにはかなりのインパクトがありました。

日本のものづくりへの信頼、ひいては製造業で働いているという自分達の誇りそのものが揺らぐ事件です。

幸い弊社は品質偽装も改竄もしていない(もしくは明るみになっていない笑)のですが、明日は我が身と気が気ではありません。いつだって下っ端は何も知らされないのです。

僕が飲んだ同期たちも「商社いくわ」「ITいくわ」と口々にまったく違った業界への希望を話していました。

 

チャンスを逃さないために

「転職活動」と一言で言っても、がっつり転職エージェントと話してすぐにでも会社を辞める構えでいる奴、僕みたいに様子を見つつ情報収集している奴、とりあえず有名どころの転職サイトに登録だけしてみた奴など、スタンスは様々でした。

ただみんな共通しているのは、「転職してーな」と思うだけでなく何らかの行動を取っているということ。

基本的に転職サイトや転職エージェントは無料です。まあ有料サービスもあるんでしょうけど僕も無料のものにしか登録してません。

ちなみに僕が使っているのは、DODAとMIIDASです。

 

 

ポジティブな意味でもネガティブな意味でも、ちょっと先の未来は誰にも見えない社会です。

一度きりの人生、より充実した働き方をしていきたいですよね?

更なる高みへ向かうにせよ沈みゆく泥舟から逃れるにせよ、日ごろから準備を整えておき、素早く動けるようにしておくことはすごく大切なことだと思います。

 

以上、ウオズミでした。